工事見積りのイロハ

各工事の見積りの仕方や工事の流れ、材料の基礎知識などを連載で紹介します。
※他の工種もご覧になりたい方は、積算資料ポケット版 住宅建築編をご覧ください。

仮設工事見積りのイロハ(1)

仮設工事とは、建築工事を進めていくために必要な足場、仮設電気、仮設水道、仮設トイレなどを一時的に設置する工事をいいます。従って工事の進捗に応じて撤去します。清掃・片付け費も含みます。
項目に落ちがないか、工事単価に妥当性、信ぴょう性があるかをチェックすることが大切です。

工事の流れ

準備

整地
造成後間もない敷地や建て替え意外の敷地は、雑草や芽などが繋がっていることが多いので、刈り取りや、整地が必要です。捨てられているゴミ・ガラも整理しなければなりません。
整地費=敷地面積(屐法瀉渦繊,泙燭蓮一式で計上します。
仮設トイレ
現場の衛生・風紀上、作業者用の仮設トイレは必ず設けなければなりません。
汲み取り式と水洗式があり、多くは汲み取り式を使いますが、下水道が整備されている地域では、近隣対策上、水洗式にするケースもあります。
汲み取り式または水洗式の区別を見積書に明記し、工事期間中における一式として計上します。
仮設電気・水道
工事現場で使用する電動工具等や照明用の電源、あるいは道路清掃用や工事用の水を確保しなければなりません。柱状改良工法による地盤改良の場合などは一時的に大量に水を使用するので水道口径も事前のチェックが大切です。
仮設電気・水道とも、引き込み仮設ポール・仮設コンクリート柱などと使用料を分けるか、一括で一式計上します。

地縄・遣り方(やりかた)

水盛・遣り方
一般には耳慣れない言葉ですが、地縄張りも含みます。これは、杭とビニールのひもで敷地地面に建物の外形をつくり、建築主に建物位置を確認してもらうことです。
建物が完成したときの地盤を想定して基準の高さを決める作業で、まだ敷地に何も見えないときに棟梁(大工さん)と鳶職人(基礎工事をする人が)が木の杭と板を使って、敷地の上に水平な面(見えませんが)を作る作業です。
水盛り・遣り方費=建築面積(屐法瀉渦繊,泙燭蓮一式で計上します。
小規模な住宅の場合、建築面積で算定すると、材料代や1人工の手間にもならないことが多く、この場合は、一式計上します。

仮設工事見積りのイロハ(2)

足場

外部足場
建物外周に作業用の足場を設けます。高所の運搬、通路、作業のための作業床で、人命にかかわるので労働安全衛生規則に従って掛けます。建物の構造、高さ、仕上げ、作業の種類、期間などを考慮し、足場計画を検討します。現在では、単管足場や一側(ひとかわ)足場が使用されることがほとんどです。
住宅の場合は、軒の出を考慮し、屋根の軒の高さに1.1m以上の高さを加えて算出します。
外部足場費=(建物外形寸法+軒の出+30册盂阿鮃洋犬靴審櫃永Гぬ明僉法漾並場種類と期間を考慮した単価)
屋根足場
屋根勾配が6/10以上の場合は、作業する時に滑りやすく、落下する恐れがあるので屋根足場が必要です。一般的に単管足場で組み上げます。
屋根足場費=該当する急勾配の屋根面積(屐法濂虻足場単価
内部足場

天井を施工するときの脚立足場や吹き抜け施工時の高所足場があります。
施工延べ床面積(屐法澣嗄足場単価で計上します。
なお、吹き抜けがある場合、内部足場は個所ごとに一式で計上されることがあります。

シート養生
木材の鋸屑やゴミの飛散防止を目的としてシートを外部足場に取り付けます。
シート養生費=外部足場面積×シート養生種類と期間の単価

現場安全設備・対策費

現場に必要な防護鉄網、防護シート、防護柵、その他(安全靴、作業着など)、建て方などの時にレッカー車やクレーン車を道路に設置する場合の道路使用許可申請、交通整理、火災予防などの費用も計上します。
一式で計上します。

養生費(ようじょうひ)

工事中に既に作った部分を汚したり、傷付けたりしないように、床や柱、損傷しそうな個所を専用のシートやベニヤ、専用カバーなどを用いて保護するための費用です。
一般に養生工事がまんべんなく丁寧に行われている現場ほど仕上がりが良いものです。
延べ床面積×養生単価で算出します。

清掃・片付け費

工事中の材料、用具、道具や清掃の手間代です。現場の清掃状況は、建築主の視点からいっても大事な部分であり、道路の清掃は、近隣への配慮として重要です。

産業廃棄物処理費または、発生屑材処分費

市街地の現場の場合は狭小宅地が多いのですが、建築現場からは、木材の端材、石膏ボード、容器、切りくずなどの残材やゴミ、梱包資材、段ボールが大量に発生します。
産業廃棄物は処理業者へ依頼し、搬出処分します。
延べ面積×単価、または一式で計上します。
産業廃棄物処理法の関係で、残材の処理には、依頼先の業者が該当品目の許可を持っているかチェックが必要です。
目安として、在来工法による40坪程度の木造住宅を新築する際に、10(プレカット加工)〜15(手刻み)崛宛紊稜儡物が発生します。4t車1台で木くずを約6m3積載できます。

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